話し手
風間 教司さん
有限会社 風間総合サービス 代表取締役/日光珈琲 オーナー|栃木
聴き手
桜井 肖典さん
『Community Based Economy』呼びかけ人代表/一般社団法人リリース 共同代表 | 京都
一緒に聴いた人
丸原 孝紀さん
コピーライター/サステナビリティ・プランナー | 地球
橋田 知世さん
一般社団法人リリース プロジェクトエディター | 東京
八束 華子さん
プロジェクトコーディネーター | 東京
風間さんがしていることや起こしていること
1999年にご自身が生まれ育った栃木県鹿沼市の路地裏の住宅の一部を改装し10席のカフェからスタート。経験値ゼロから試行錯誤しながら取り組んできた風間さんは今では5店のカフェ運営、珈琲豆の卸事業、雑貨販売事業、ゲストハウスの立ち上げ、まちづくり事業など様々な形へ展開を広げています。根底に通ずる活動理念は「地域資源を活かした文化創造業」と話します。
風間さんに聞いてみたいこと
桜井 肖典さん
合理性のもとにどんどん早くなる『時間』という経営資源。風間さんはその『時間』をよりゆっくり、より多く、する経営で様々な価値を育んでいます。資本主義化におけるあたらしい方法論をお伺いしたいと思っています。
風間さんとのお話で印象に残った言葉、その先に思ったこと
(自分の仕事は)仲間づくり。
共感をベースに人が集まる場をつくり、形にしていく仕事を”場づくり” ”関係性づくり” と表す人はいるが、”仲間づくり” とあらわすことに、風間さんらしさが詰まっていると感じました。
by 桜井 肖典さん
儲かることよりも、追求したいことを優先させてきた。
自分の関心ごとを追求するほうが競争も少なく、知恵も生まれる。「エゴシステムではなく、エコシステムで」…こういうのいいよね、という世間話からはじめて仲間と進める。
by 丸原 孝紀さん
値段が高くてもわかってくれる人はいる。値段が高くても納得して選択してくれる方法はなにか?を考えた。
大切にしたい世界観を守りながら、周囲に「どう思う?」と聞きながら柔軟に取り入れていく姿から、地域に長く太く愛される場のヒントがたくさん詰まっているように感じています。
by 橋田 知世さん
その辺歩いている人に道具を渡しDIYを一緒にやる。
わくわくしながらあそびながら創っていると人が集まり、その人も楽しく関わり始め、自分の場になっている。なんか楽しそうで誰でも関われる状態を初めから創ることで自然発生的にコミュニティが生まれる。
by 八束 華子さん
Q. What do you do? & Why do you do what you do?
あなたがしていること、そして、なぜそれをしているのか、教えてください。
Q. How do you do it?
あなたがどのようにそれらをしているのか、教えてください。
Q.日光珈琲が事業として持続可能になるためにどのようなことを工夫したか?
Q.2店舗目を手がける際に意識したこととは?
Q.日光珈琲の商売を続ける中で変遷があったと思うが、現在はどのように捉えているか?
Q.”わたし” がやりたいことを、どのように「みんな化」しているか?
Get together
話を一緒に聴いた人との対話
風間 教司
有限会社 風間総合サービス 代表取締役/日光珈琲 オーナー|栃木
有限会社 風間総合サービス代表取締役。地域プロデューサー。内閣府地域活性化伝道師。1975年鹿沼市生まれ。1999年、自宅を DIYで改装したカフェ「 饗茶庵」を開業。その後、空き家、廃屋をリノベーションしたカフェ「日光珈琲」を展開。カフェの運営、プロデュース等行う。また、起業支援事業「ネコヤド大市」から空き家活用支援、まちの再生等の事業を行っている。他、株式会社DANNAVISION代表取締役。株式会社城崎珈琲焙煎所取締役。株式会社 Inter Local Partners取締役。2015年総務省ふるさとづくり大賞個人表彰。2019年 Local Republic Award最優秀賞受賞。
桜井 肖典
『Community Based Economy』呼びかけ人代表/一般社団法人リリース 共同代表 | 京都
2000年よりデザインコンサルティング会社を経営、様々な分野でデザインプロジェクトの企画監修を重ねる。2012年より持続可能性と事業性を両立する「未来が歓迎するビジネス」のデザイン組織としてRELEASE;を始動。「藝術と社会変革のあいだ」で経済活動をプロデュースする構想家として、社会の大きな物語を編み直す人文学的なアプローチと共創によるビジネスデザイン手法を軸に、大企業や自治体からスタートアップや非営利団体まで領域横断的なプランニングとディレクションを実践する。「想像力からこそ優しさが生まれる」と信じ、「希望を実現する技術であるデザイン」とともに、一人でも多くの人が希望を胸に生きている世界へ。
丸原 孝紀
コピーライター/サステナビリティ・プランナー | 地球
広告会社でコピーライター/プランナーとして幅広いメディアで企画に携わる一方で、社会的な活動に参加。WEBマガジン「greenz.jp」では創刊時からライターを務めている。「キモチ、掘ります」をモットーに、言葉を軸に、人の心を解きほぐし、心地よい社会をつくることに取り組んでいる。
橋田 知世
一般社団法人リリース プロジェクトエディター | 東京
広島生まれ。立命館大学国際関係学部を卒業後、大手イベント制作会社にプランナーとして入社。2017年から三井不動産が運営するシェアオフィスの創業期にコミュニティマネージャーとして関わり始め、フィールドを横断してヒトと場を編んでいくことの面白さに目覚める。2019年に株式会社こいこいを設立。企画・場づくり・編集・プロジェクトマネジメントなど様々な役割を経験してきた総合力を活かし、企業が新規事業を立ち上げる際にプロジェクトエディターとして関わる。RELEASE;では、経済活動を通じて地球上の生命を活かしあうエコシステムをいかに作っていくことができるかを探究している。
八束 華子
プロジェクトコーディネーター | 東京
大学卒業後、三方よし・傍楽という理念に惹かれ、スキンケアをメインにしたライフスタイル提案会社「あきゅらいず」に入社。お客様の相談窓口や採用/イベント企画運営/取材ライティング/新規事業立案運営に従事。肌と体の関係にふれたことを機に、体と心のつながり、自然と人のつながりに興味を持ち、学生時代より探求してきた幸福感の原点があるのではないかと考え始める。2017年、豊かさや幸せは健康の土台と人との出会いによってつくられると考え、体質改善事業で独立。現在は、三井不動産が運営する多拠点型シェアオフィスWORK STYLINGにてビジネスマッチングやイベント運営を担当し、企業の創発が起こる種まきをしている。また、個人の事業伴走にて事業者が大切なものを大切にし続ける経営を目指し、人の愛や力をひき出し、ともに生態系を編んでいく事業をコーディネートしている。