Community Basedな事業を現実化するプロセスのなかで実践知を磨こう
今年度からスタートするPractical Classは、
Basic classで学んだことを下地にしつつ、
Community Basedなビジネスを現実に生み出すための
「社会実装のプランニング」に焦点を当てたクラスです。
現在進行形で新事業展開を検討している事業者を共創パートナーとして、
チームメンバー全員がアイディアと知恵を持ち寄り、
未来が歓迎するビジネスの具現化に向けた共創プランニングを行います。
Concept map
各クラスには、さまざまな分野の専門性をもつ「ナビゲーター」たちも参戦するので
特別な知識や経験などは必要ありません。
大切なのは、ひとりひとりがともに事業を生み出す「担い手」として、
一歩前に進めるために自身ができることをこの場に持ち寄りながら
具体的な「Make」を重ねていく姿勢があることです。
Program
今年はなにを「Make」する?
Practical Class 2021では、3つのクラスがスタートします。
モノづくり、農業(食)、芸術とまったく異なった領域で
実践を積み重ねているプロフェッショナルの方々を
「共創パートナー」として迎え、
彼らが実際にこれから取り組もうとしているチャレンジに対し、
ともに伴走していく仲間たちを募集します。
- Class.01
問いを深めるTOYプロジェクト - FACTORY×DESIGNER×KIDSの三者の共創で生み出す、知育玩具のデザインブランドをつくる!
- 大阪府 東成エリア
町工場には「これはすごい!」というモノづくりの知恵があふれています。その一つひとつは、これまで人類が自然物と出会い、驚き、より豊かな暮らしのために利活用する、そんな営みが連綿と続いてきたからこそ存在しているものです。
一方で現代の暮らしは、それらの「発明してきた」製品が当たり前に存在しあふれています。私たちは今、モノづくりが人の手によっておこなわれてきたこと、背景にまで想像を及ばせること、なによりこの世界の特徴を発見しそれらを暮らしのために活かす発明する喜びから遠のいてしまいました。
本クラスは、こうした状況に危機感を抱いた大阪東成エリアの町工場の職人の方々と、その思いに共感したプロダクトデザイナーがタッグを組んで、生み出せる人を生み出すような「問いを考えるTOY(知育玩具)をつくろう!」というプロジェクトから生まれました。TOYを通じて自然の摂理と人々の暮らしに根差しているモノづくりの原点に触れ、「自分でつくる」ことができる子供が増えていくきっかけになればという思いが込められています。
本クラスでは、上記のプロジェクトからバネ工場の西尾さんと、プロダクトデザイナーの江口さんを共創パートナーとして招き、商品をつくるのではなく、継続的な商品づくりを可能にする「サステナブルなデザインブランド」としてどのような事業モデルを設計できるとよいか、ということに焦点を当てて探究していきます。「工場とデザイナーがコラボするとこんなことができるのか」という可能性を感じつつ、地球や社会をよりよくしていくCommunity Basedなモノづくりのあり方について考え、ともにこれからの製造販売ビジネスの姿を生み出す機会になることを願っています。新しい “モノづくり” と同時に私達にとって大切な “問い” も生まれる取り組みを、共に「Make」する仲間を募集します。
Summary
- Challenge挑戦
- モノづくりの[a-ha!体験]を共有できるTOYおよびブランドの開発
- Goalクラスの目的
- ブランドの事業モデルのプランニングができている状態
- Let’s make!目的のためにすること
- ・問いを深める知育玩具の企画、設計、事業計画を作成
・モノづくりの新たな事業創造プロセスを設計
・関わる全ての人が創り手になれる「参加型モノづくり」の仕組み設計
- Welcome対象
- ・Community Basedなモノづくりに関心のある方
・世界にインパクトを与える新しい「日本のモノづくり」のカタチを創りたい方
・製造業や児童教育に関わっていて、すでに持っている可能性を共にひらいていきたい方
Learning Companies
Learning Partners:
共創パートナー
- 西尾 光司Koji Nishio
- ばねのコンサルタント
一級技能士(金属ばね製造、金属熱処理)
株式会社ニシト発條製作所
- 江口 海里Kairi Eguchi
- 工業デザイナー(インダストリアルデザイナー)
KAIRI EGUCHI STUDIO inc. 代表
Learning Navigators:
学びの道先案内人
Schedule
- Class.02
甘酒開発からはじまる、これからの里山型ビジネス - 世界一に選ばれたオーガニック米をつくる農家さんと共に循環型農業のモデルをつくる!
- 長野県 飯山エリア
日本有数の豪雪地帯であり、雪解け水が運んだミネラルたっぷりの土壌で育つ良質のお米で有名な長野県飯山エリア。その飯山にあるFaith Farm(フェイスファーム)の水野さんは、「大切な人の健康」を守るために栄養価が高く身体に優しいお米を栽培したいという想いから、大地の生命力を活かす「ピロール農法」を採用。さらに米づくりを始めて3年目には、「米・食味分析鑑定コンクール」で国際総合部門で金賞を受賞、世界最高品質のお米に選ばれた実績をもち国際的に注目されています。
「土づくり20年」という言葉のある米づくり。自分たちの営みのひとつひとつが、里山の、そして地球のこれからの姿をつくっていく。その自覚が水野さんを、肥料を外から入れるのではなく大地からとれたものを大地に還元していく「循環型農業」へと駆り立て、自然の恵みと共に生きる里山の豊かさを次世代へとつなぐ農業の探究へと後押ししています。そこには、広大な土地で大型の機械や薬品を用いて人手をかけずに経営する農業とは違う、里山ならではの農業経営の姿が見えつつあります。
本クラスでは、水野さんが現在開発を進めている「世界一米でつくる甘酒」の商品開発を起点にしつつ、米づくりを起点とした里山式の循環型農業の具体的な事業計画を行っていきます。甘酒開発をはじめとした加工品づくり、棚田オーナー制度づくり、飲食等の体験創出、地域協業型の観光事業化など、地域を巻き込んだ今後の Community Based なアクションを進めようとしている水野さん。わたしたちが「大切にしたい」環境を持続可能な形で紡いでいくために、共に仲間になってこの取り組みを企画するところから伴走したい、という方を募集します。
Summary
- Challenge挑戦
- 自らが、里山を舞台にした「循環型農業」モデルの実践事例となる!
- Goalクラスの目的
- 事業計画作成と具体的な商品およびコミュニティ設計ができている状態
- Let’s make!目的のためにすること
- ・「甘酒」の商品開発を起点にしつつ、次なるFaith Farmのビジネスモデルを計画
・Faith Farmの事業計画・スケジュール作成
・里山の循環型農業を支える商品およびコミュニティ設計
- Welcome対象
- ・農業や一次産業に関わるCommunity Basedなビジネスに関心がある方。または取り組みはじめている方。
・日本が大切にしている里山や自然を舞台にした、Community Basedなビジネスモデルづくりを共につくりたい方。
・商品づくりやプロデュースを通じて、地域全体での Community Based なアクションをともに仕掛けていきたい方
Learning Companies
Learning Partners:
共創パートナー
- 水野 尚哉Naoya Mizuno
- Faith Farm代表
Learning Navigators:
学びの道先案内人
Schedule
- Class.03
民間発の100年つづく「演出の学校」づくり - 国内外で活躍する芸術監督と、現象を起こす技術「演出」を軸にしたビジネスを計画!
- 京都府 東九条エリア
2019年6月、京都市の南東に位置する東九条エリアに誕生した市民共創型の小劇場「THEATRE E9 KYOTO」を運営する一般社団法人アーツシード京都では、演劇の世界に触れたことがないビジネスパーソン、起業家、フリーランス、学生など、地域の方々にもっと身近に ”演劇” に触れてもらえる機会を編み出すチャレンジをさまざまな方法で行っています。そんなアーツシード京都が次に挑戦するのが、Community Basedな「演出の学校」づくり。本クラスでは「演出の学校」のビジネスモデルを世界的に活躍する芸術監督らと共にプランニングしていきます。
“演出” と聞くと演劇や舞台の世界においてのみ用いられる言葉に感じられますが、実は、「伝えたい想いを、どのように表現するか?」「ひとつのアイディアを具現化するにはどのようなプロセスデザインが必要か?」など、少し引いた角度から見ると、”演出” の技術を培うことは想像力を豊かにし、表現の引き出しを増やし、物事のディレクション力を高めることにもつながります。また、舞台芸術は2500年ものあいだ続き、現代においても更新しつづけている芸術です。いくつもの時代を超えて育まれてきた表現のチカラである”演出”は、なにもないところから「現象を起こし、記憶に残す」技術ともいえます。「演出の学校」づくりでは、そんな“演出”の力を、ビジネスフィールドをはじめとしたさまざまな表現フィールドに接続していきます。
本クラスのパートナーには、「THEATRE E9 KYOTO」の創始者であり、国内外で活躍する芸術監督かつ演出家でもあるあごうさんと、日本各地の劇場の支配人を経験し、現在「THEATRE E9 KYOTO」の支配人を務める蔭山さんを迎え、「学校づくり」という新規事業を立ち上げに必要な計画や準備をともに考え、実行し、これまでにない「学校」を一緒に創る仲間をお待ちしています!
Summary
- Challenge挑戦
- 表現とお金のクリエイティブな循環を生みだす学校づくり
- Goalクラスの目的
- 開校に向けた事業計画を作成し、必要なプロセスや準備が明らかになっている状態
- Let’s make!目的のためにすること
- ・「演出の学校」の事業計画作成
・「演出の学校」のプロモーション計画作成
・「演出の学校」の開校までのロードマップ作成
- Welcome対象
- ・演劇・舞台・芸術の世界は詳しくなくとも「演出」という言葉にはピンときた方
・人が活躍するための環境(舞台)をつくるポジションにいる方(チームリーダー、マネジメントクラスなど)
・事業やプロジェクトのクリエイティブディレクション、デザインなど表現の方向性を決める役割を普段から担っている方
・「学校づくり」の立ち上げから主体的に関わってみたい方
Learning Companies
Learning Partners:共創パートナー
- あごう さとしSatoshi Ago
- 劇作家・演出家
THEATRE E9 KYOTO芸術監督
(一社)アーツシード京都代表理事
- 蔭山 陽太yota kageyama
- THEATRE E9 KYOTO 支配人
Learning Navigators:学びの道先案内人
Schedule
西尾 光司Koji Nishio
一級技能士(金属ばね製造、金属熱処理)
株式会社ニシト発條製作所
1977年大阪生まれ。
奈良県の公立高校を卒業後、福岡にある私立大学で農業土木および農村開発について学び、大学卒業後に農業用水用の施設設計に5年程度携わって、祖父が創業した金属ばね製造の会社に移り、現在に至ります。
モノづくりで暮らしを守り、幸せな社会をつくりたいと日々精進中です。
社内での主な役割は技術営業、設計、品質管理など。特に、ばねのコンサルタントとしてばねに関する困りごとの解決に喜びを見出し、自社の強みとしている。(例えば、折損することなく何十年も使い続けられるばね、使用環境にジャストフィットするばねの設計など)
・厚生労働省認定 一級技能士(金属ばね製造、金属熱処理)
・文部科学省認定 技術士補(農業部門)
・(一社)日本ばね工業会認定 優良ばね製造技能者(金賞)
・(一社)日本ばね工業会西部支部 技能検定講座 講師 2018年~
・阪南大学経営情報学科 非常勤講師 2018年~
・モノふぇす実行委員長 2015年~
・大阪府中小企業家同友会 東成・生野支部 支部長 2020年~
<メッセージ>
昨年から始まった新型コロナウイルスは時代の変化点となり、至るところで社会的課題がより顕在化したように感じます。しかし牛丼3拍子(早い、安い、美味い⇒巧い)に全集中してモノづくりしてきた自分にとって、どこか他人事でした。でも積み重ねてきたモノづくりの技術、知識が単なる製造を超えて社会的課題の解決に役立つのでは?と感じ始めた矢先にこのプロジェクトにお声掛け頂きました。なので、今は皆様との時間がワクワクでしかありません!
目指すは参画者が楽しめる、関わる人が増える、だからこの取り組みが広がっていく。そんなプロジェクトにしていきたいです。皆様、これからどうぞ宜しくお願い致します。
江口 海里Kairi Eguchi
KAIRI EGUCHI STUDIO inc. 代表
1980年大阪生まれ。
大阪市立工芸高校、大阪市立デザイン教育研究所で工業デザインを学び、2008年独立。2021年法人化しKAIRI EGUCHI STUDIOを設立。2021年より日本インダストリアルデザイン協会(JIDA)関西ブロック長。一般社団法人リリースに参画。
工業製品のデザインを中心に、それに付帯するブランディング、グラフィックワーク、また企業理念やビジョン、タグラインなど、事業の成り立ちから最終製品まで事業者と一緒に考えるデザイナー。地元大阪の町工場から、中国最大の白物家電メーカーまで大小様々なクライアントを持ち、「デザインでヒトとモノのいい関係の構築」を信条に日々デザインを探求、提供している。
賞歴としてグッドデザイン賞、iFデザイン賞(ドイツ)、A’デザインアワード(イタリア)、デザインフォーアジアアワード(香港)など。出展歴としてミラノサローネ(イタリア)、テントロンドン(イギリス)、イーストデザインショー(上海)など。
一般生活者に向けてデザインのおもしろさを伝える、耳で学べるデザインポッドキャスト「デザインシテン」パーソナリティ。
<メッセージ>
新しい取り組みなので試行錯誤になると思いますが楽しみです。また町工場からモノを生み出すということはこれまでずっと下請けとしてはしてきたことだと思いますが、町工場もデザイナーも自分たちが正しいと思うものを作って、ちゃんと販売まで関わるというあまり前例のないことをリリース、町工場と一緒にトライできることが何より楽しみです。
皆様宜しくお願い致します。
桜井 肖典Yukinori Sakurai
Community Based Economy呼びかけ人代表
2000年よりデザインコンサルティング会社を経営、様々な分野でデザインプロジェクトの企画監修を重ねる。2012年より持続可能性と事業性を両立する「未来が歓迎するビジネス」のデザイン組織としてRELEASE;を始動。「藝術と社会変革のあいだ」で経済活動をプロデュースする構想家として、社会の大きな物語を編み直す人文学的なアプローチと共創によるビジネスデザイン手法を軸に、大企業や自治体からスタートアップや非営利団体まで領域横断的なプランニングとディレクションを実践する。「想像力からこそ優しさが生まれる」と信じ、「希望を実現する技術であるデザイン」とともに、一人でも多くの人が希望を胸に生きている世界へ。
曽 緋蘭Feilang Tseng
代表取締役・共同創業者
サンフランシスコでデザイン思考を中心とした工業デザインを学び、後に William Sonoma 社でインテリアのブランディングデザインを行う。帰国後はオムロンヘルスケアでIOT健康機器のビジネスモデルの可視化、事業企画からアプリ、プロモーションにいたるクリエイティブディレクションを手がける。現在は京都市京北の里山古民家に住み、地域の魅力を引きだすコミュニティデザインを行う。株式会社ROOTS代表、世界中の学生や専門家を里山へ招き、サステナブル事業の研修プログラムを企画運営。地域事業者とともに地域課題を解決するビジネスデザインを国内外の教育機関と連携し若手の実践の場を提供している。
<メッセージ>
コロナによって起こった社会の変化は経済のあり方やビジネスに大きな影響を与えました。今までのマーケットドリブンなモノづくりでは限界が来ています。一方でモノづくりの工場に足を運ぶと、職人ならではの視点や知恵が詰まっていて、モノづくりの楽しさを呼び覚ましてくれます。そのワクワクそのものが伝播していくようなデザインが出来たら、経済価値だけでは無い新たな価値創造につながるのではとこのプロジェクトが始まりました。モノづくりの職人とデザイナーが新しい時代に合った新しいパートナーになる為の第一歩がスタートしたと感じていて、とても楽しみです。
皆様どうぞ、宜しくお願いします。
牛飼 勇太Yuta Ushikai
Tanomo株式会社 代表取締役
共生家、共生コーチ
「共に生きる」ということの喜びや尊さが人々の営みの中に当たり前のように存在する世界を目指し、兵庫県東条の里山付き古民家で自然と共に在る暮らしを家族と共に営みながら「共に暮らす」場であるシェアハウスを企画運営し、その手法を使って農業×コミュニティの自走する仕組みを京都、和歌山などで作るなど、地域コミュニティの支援も手掛けている。
居住地である加東市の定住移住サポーターや「ひがしなりソケット」「トヨノノ応援会」など各地のまちづくり事業にも関わっている。
<メッセージ>
細部にこだわり尽くす町工場の職人技と、神は細部に宿ると言われるデザインを生み出すデザイナーが「サステナブルなデザインブランド」という大きなコンセプトの元に、具体と抽象をいったりきたりしながら創り出していく、世の中が歓迎する新しいアイテムが生み出され続ける仕組み。そこに立ち会った人にしか見ることのできないプロセスにこそ学びが沢山詰まっているはずです。この希少な機会をともに共有でき、ともに創っていける方のご参加を心待ちにしています。
水野 尚哉Naoya Mizuno
長野県飯山市出身。長野調理製菓専門学校を卒業後、「米・食味分析鑑定コンクール」入賞の常連である「戸狩サンファーム」で米づくりのイロハを学ぶ。
実家の田んぼを「じいちゃん」から受け継いだ2012年、家族のために独自の米作りをスタート。試行錯誤を繰り返し、2015年、初出品した同コンクールで国際総合部門・金賞を受賞。
●主な受賞歴など
・2015年より、農薬・化学肥料の不使用栽培に挑戦
・米・食味分析鑑定コンクール 「金賞 (2015)」
「特別優秀賞 (2016)」
・ギネス世界記録 東洋ライス株式会社「世界最高米」
原料米認定(2015, 2016)
・大阪いっちゃんうまい米コンテスト優良賞(2018)
・しずおか「お米日本一コンテスト」
特別最高金賞(2019)
・令和3年産米が皇室献上米に選定
11/23新嘗祭にて献穀予定(2021)
●今後のヴィジョン
・環境保全型農業(循環型農業)の実現
・甘酒プロジェクト
・農家民宿、農家カフェレストラン(おにぎり展開)
・ライスオーナーズクラブ制度の事業化
・農業アパレル
・ファーマーズクルー制度(農業仲間を増やす)
・地域学校にオーガニック給食を実現したい
・農とアートを融合したい
<メッセージ>
様々な視点から見た農業の可能性がどう見えるのか、期待しております。
このアカデミーでは708コースということで私のビジョンが参加者の皆様の力によってどのような化学反応が起きるのか今からとてもワクワクしています。そして何より実績を持っている皆様だからこそ、机上の空論ではなく、より実践的で面白いアイデアにも勝手に期待しております笑
とにかくリアルなビジネス展開を糧に楽しくできたらいいなと思っております。よろしくお願いいたします。
福吉 貴英Takahide Fukuyoshi
大学卒業後、経営コンサルティングファーム、焼鳥屋、ピザ屋などの飲食店プロデュースを経て、2013年より奈良のタウン情報誌発行やイベントプロデュースのローカルメディア企業、(株)エヌ・アイ・プランニングにて、「食×農×観光」で地域活性化の事業開発およびマネジメントを担当。来場者数20万人を超す関西最大規模の奈良フードフェスティバル「シェフェスタ-C’festa-」の事務局長としてイベントプロデュースを担当。また、2015年12月に「つくる人」と「食べる人」を繋ぐソーシャルマガジン『奈良食べる通信』の創刊および編集長に就任。2016年奈良のタウン情報紙「ぱーぷる」の編集長も兼任。
(株)エヌ・アイ・プランニングに在籍しながら、2020年フードコンサルティング及びブランディング、企業や行政・大学向けの研修・講演を生業とする「hAB」設立、代表に就任。また同年2020年11月に京都信用金庫がオープンするコワーキングスペースおよび地域の持続可能かつ新たな可能性を創出する地域に開かれた複合施設「Question」の8階コミュニティーキッチン「美食倶楽部@Question」を運営する「(株)Q‘s」の取締役に就任。現在に至る。
<メッセージ>
これまで、生産者、シェフ、食品加工業者、行政などと一緒に奈良と京都を中心に「食」×「農」×「観光」を一元化した様々なプロジェクトを作ってきました。
甘酒(加工品)や長野県での里山コミュニティづくりなど、新たなフィールドでのチャレンジ。今回、「世界一」に選ばれたお米を作る水野さんの講座で皆さんとご一緒させていただくことを嬉しく思っています。よろしくお願いいたします。
あごう さとしSatoshi Ago
THEATRE E9 KYOTO芸術監督
(一社)アーツシード京都代表理事
1976年、大阪府生まれ。80年代後半から90年代にかけて香港で過ごす。同志社大学法学部卒業。「演劇の複製性」「純粋言語」を主題に、有人・無人の演劇作品を制作する。代表作に「total eclipse」(横浜美術館・国立国際美術館 2010)「無人劇」(THEATRE E9 KYOTO 2020)等がある。2014−2015年、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として、3ヶ月間、パリのジュヌヴィリエ国立演劇センターにおいて、演出・芸術監督研修を受ける。京都国際舞台芸術祭2016 SPRINGにおいて、ショーケースキュレーターを務める。2014年9月-2017年8月アトリエ劇研ディレクター。2017年1月、(一社)アーツシード京都を大蔵狂言方茂山あきら、美術作家やなぎみわ、元ロームシアター支配人蔭山陽太らと立ち上げ、2019年6月にTHEATRE E9 KYOTOを設立・運営する。法哲学者の仲正昌樹や現代美術家の森村泰昌などとの舞台芸術作品の共作も多数。ビジネスパーソンとの演劇公演の創作も行う。
京都芸術大学舞台芸術研究センター主任研究員
京都市立芸術大学芸術資源研究センター客員研究員
同志社女子大学嘱託講師
大阪電気通信大学非常勤講師
一般社団法人全国小劇場ネットワーク理事
一般社団法人BASE理事
賞歴等
若手演出家コンクール2007最優秀賞受賞
2010年度京都市芸術文化特別奨励制度奨励者
利賀演劇人コンクール2012奨励賞受賞
2013—2014年度公益財団セゾン文化財団ジュニアフェロー
平成29年度京都市芸術新人賞受賞
第7回京信・地域の企業家アワード優秀賞(2020年)
令和2年度京都府文化賞奨励賞
令和3年度「これからの1000年を紡ぐ企業認定」
その他
2017年 京都新聞「わたしの京都新聞評」連載
2019年 京都新聞「現代の言葉」連載
2020年 京都新聞CMキャラクター
2021年 哲学JAM青版 仲正昌樹著 あごう寄稿
<メッセージ>
芸術、とりわけ私たちとしては、舞台芸術や劇場について、その作品、その場に集まる豊かさや英知をどのようにこの国にシェアしていけるのかは、近代以降、常に課題になっています。経済や暮らしにアートが関わると、何かの変化をもたらすことができると確信しています。豊かさという言葉でも表現できますし、選択肢や思考方法の拡大ということであり、価値創造の端緒になり得ると思います。アートを取り入れると、経済的価値も作れるとも期待しています。この度のアカデミーでは、これまでになかった芸術の需要の在り方を皆様と共に探し出すことができれば大変ありがたく思います。大変楽しみにしております。
蔭山 陽太yota kageyama
1964年、京都市生まれ。大阪市立大学経済学部(中退)。札幌市内の日本料理店で働いた後、90年〜「俳優座劇場」。96年〜「文学座」演劇制作部、企画事業部部長。06年〜「まつもと市民芸術館」プロデューサー/支配人。10年〜「KAAT 神奈川芸術劇場」支配人。13年〜「ロームシアター京都」支配人/エグゼクティブディレクター。19年〜「THEATRE E9 KYOTO」支配人。98年度、文化庁在外研修員(ロンドン)。
・「寺田倉庫」京都エリア担当プロデューサー/コーディネーター
・「京都芸術大学」准教授
・「京都精華大学」非常勤講師
・「公益財団法人高槻市文化振興事業団」顧問
・「京都国際舞台芸術祭(KYOTO EXPERIMENT)」実行委員会 委員
<メッセージ>
文化はその地域、国の生活、経済、教育、医療など広く全ての社会活動の基盤、分母であるばかりでなく、長い歴史の中で培われてきたものです。中でも芸術は時に現実社会の課題や未来の姿をその作品によって社会に示唆し、文化の価値や可能性を豊かにしてきました。 THEATRE E9 KYOTOは劇場という建物を「造る」ことから始まり、そこから様々な新しい出会いが生まれて多くの人との関係を「作る」ことになり、今ではそれまで思いもよらなかったアイデイアでものを「創る」ことに拡がっています。 私たちの身の回りのいろんな「つくる」がもっと繋がれば、きっとより良い世界が開かれていくのではないかと思っています。 これから皆さんと一緒に、新しい「つくる」にチャレンジできることを心から楽しみにしています!
鳥屋尾 優子Yuko toyao
人間の成長欲、企業の経営理念が人の行動に及ぼす作用、コミュニケーションの間合いや「間」の存在に関心があり、「学び」や「企業理念」「間合い」をテーマにした勉強会や講座の開催、ラジオ放送などを実施。maai.lab主宰。一般社団法人リリース アドバイザー。企業内では企業におけるダイバーシティ・インクルージョンの推進に従事。
<メッセージ>
私は、数年前から自然界に存在する「間」に関心を持ち、探究しています。当然、自然の一部である人間も、周りにあるモノや人と「間合い」を取りながら共鳴・共振しつつ日々生きています。周りとの共鳴で生まれる感情や行動、互いに呼応しつつ作られる「場」や「時」など、思えば常に人は「何か」と、そして「誰か」と、いい塩梅の間合いを取りながら共鳴しつつ、即興で何かを生み出し続けていると言えるのかもしれません。 そこで、もし私が、私を取り巻く身近な世界を総合的に捉える「演出」という視座を自由に纏うことができれば、人やモノとの新たな「間」の取り方や、ひいては人やモノとの新たな関係性を創り出すことができるかもしれない。そんな自身の関心を重ねて伴奏します◎
橋田 知世Tomoyo Hashida
株式会社こいこい 代表取締役
広島生まれ。立命館大学国際関係学部を卒業後、大手イベント制作会社にプランナーとして入社。2017年から三井不動産が運営するシェアオフィスの創業期にコミュニティマネージャーとして関わり始め、フィールドを横断してヒトと場を編んでいくことの面白さに目覚める。2019年に株式会社こいこいを設立。企画・場づくり・編集・プロジェクトマネジメントなど様々な役割を経験してきた総合力を活かし、企業が新規事業を立ち上げる際にプロジェクトエディターとして関わる。RELEASE;では、経済活動を通じて地球上の生命を活かしあうエコシステムをいかに作っていくことができるかを探究している。
八束 華子Hanako Yatsuka
大学卒業後スキンケアをメインにしたライフスタイル提案会社に入社。相談窓口や採用/イベント企画運営/取材ライティング/新規事業立案運営に従事。2017年、豊かさや幸せは健康の土台と人との出会いによってつくられると考え、健康教育事業で独立。現在は、三井不動産が運営する多拠点型シェアオフィス「WORKSTYLING」にてビジネスマッチングやイベント企画運営を担当し、企業の創発が起こる種まきをしている。また、事業伴走にて事業者が大切なものを大切にし続ける経営を目指し、人の愛や力をひき出し、ともに生態系を編んでいく事業をコーディネートしている。
- 開講期間
- 2021年11月〜2022年4月
(詳細の実施期間については各クラスの「Schedule」参照」
- 開講場所
- オンライン開催
※無料オンライン会議ツール「Zoom」を使用します
- 募集人数
- 約8名/各クラス
- 対象者
- ・Basic Classを受講していた方
・Community Based Economy呼びかけ人
・Basic Classを受講した方の紹介がある方
・Community Based Economy呼びかけ人の紹介がある方
・共創パートナー(Learning Partner)からの紹介がある方
・学びの道先案内人(Learning Navigator)の紹介がある方
- 活動費
- ・一般価格10万円+TAX(税込11万円)
・Community Based Price 8万円+TAX(税込8万8000円)
※フィールドワークの実費分(交通費・宿泊費・食費等)は上記の金額には含まれておりません。
- 申込締切
- 2021年10月30日(土)23:59(日本時間)
- 歓迎する人物像
- ・アイディアから形にしていくプロセスをともに実践し、学びあえる方
・パートナー、ナビゲーターたちとともに、ひとりの担い手としてともにこの場での学びをつくろうとする方
・本格的な事業化に向け、仲間と協働しながら真摯に取り組める方
・事業計画やスケジュール作成、広報計画など、新規事業創出のプロセスに必要な学びを、ともに深めたい方
・企業や組織の枠組みを超えたつながりの中で、自由でやさしい経済活動をつくる動きに関わりたい方
- クラスの実施時間について
- ・進行状況により多少延長する場合があります。
・パートナーMTG後には、30分ほど「アフタートーク」という形での雑談の時間を設けることもあります。(自由参加) - 欠席者のフォローについて
- どうしてもやむを得ない事情がある場合は、前日までに事前連絡をいただいてた方に限り、1回まで録画を共有します。
- その他
- ・コミュニケーションツールとしては「slack」を使用する予定です。
・各クラスで、フィールドワークをおこなうことを想定しておりますが、新型コロナウイルスの状況に応じて開催の有無を決定する点をあらかじめご了承くださいませ。